113D007|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

ホームブリーチで用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

患者が個人用トレーを用いて自宅で行うホームブリーチでは、低濃度で比較的緩徐に作用する過酸化尿素を使用します。

解説

ホームブリーチでは、歯科医師の診断・管理のもとで作製したカスタムトレーへ薬剤を入れ、患者が一定時間装着します。代表的薬剤は10%程度の過酸化尿素で、口腔内で尿素と過酸化水素に分解されます。生じた活性酸素がエナメル質・象牙質内の着色有機分子を酸化して低分子化し、色調を明るくします。効果は緩やかですが、低濃度を反復使用できます。

高濃度過酸化水素は主に歯科医院で歯肉を保護して行うオフィスブリーチに用います。過ホウ酸ナトリウムは失活歯の髄腔内漂白で用いられてきた薬剤です。漂白前には齲蝕、知覚過敏、歯周状態、修復物の有無を評価し、薬剤は修復物自体の色を変えないことも説明します。

選択肢の確認

a.過酸化水素
誤り。
漂白作用の本体ですが、高濃度製剤を用いる代表的な方法はオフィスブリーチです。

b.過酸化尿素
正しい。
低濃度で持続的に過酸化水素を遊離し、ホームブリーチの代表的薬剤です。

c.水酸化カルシウム
誤り。
覆髄や根管内貼薬などに用いる強アルカリ性材料で、生活歯漂白剤ではありません。

d.過ホウ酸ナトリウム
誤り。
主として失活歯の髄腔内漂白で用いられてきた薬剤です。

e.次亜塩素酸ナトリウム
誤り。
根管洗浄・消毒に使用しますが、ホームブリーチ用薬剤ではありません。

覚えるポイント

  • ホームブリーチ=過酸化尿素、オフィスブリーチ=高濃度過酸化水素が基本です。
  • 過酸化尿素は分解されて過酸化水素を生じ、酸化作用で着色物質を分解します。
  • 髄腔内漂白と生活歯の外側から行う漂白を区別します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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