113D027|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

オーラルディアドコキネシスで評価するのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

オーラルディアドコキネシスでは「パ」「タ」「カ」をできるだけ速く反復し、両唇・舌の運動による破裂音の産生能力を評価します。

解説

オーラルディアドコキネシスは、一定時間内に「パ」「タ」「カ」などの単音節を反復できた回数を測り、発音に必要な口腔器官の運動速度と巧緻性を定量化する検査です。「パ」は両唇、「タ」は舌尖と歯槽部、「カ」は舌後方と軟口蓋の運動を主に反映します。いずれも口腔内の呼気流をいったん完全に閉鎖し、その閉鎖を急に開放して作る無声破裂音です。

検査値の低下は、舌・口唇機能の低下、運動障害性構音障害、口腔機能低下症などの評価に役立ちます。音の響きだけで分類せず、調音時に呼気を完全閉鎖するか、狭い隙間を通すか、鼻腔へ通すかを考えると、破裂音・摩擦音・破擦音・鼻音を区別できます。

選択肢の確認

a.弾音
誤り。
舌尖を短く弾くように調音する「ラ」などの音で、パ・タ・カの分類ではありません。

b.通鼻音
誤り。
口腔を閉鎖し軟口蓋を下げて鼻腔へ呼気を通す「マ」「ナ」などの音です。

c.破擦音
誤り。
閉鎖の後に狭窄を残して摩擦を続ける「ツ」「チ」などの音です。

d.破裂音
正しい。
「パ」「タ」「カ」は閉鎖した呼気を瞬間的に開放して産生する破裂音です。

e.摩擦音
誤り。
狭い調音点を呼気が通過して持続的摩擦を生む「サ」「ハ」などの音です。

覚えるポイント

  • オーラルディアドコキネシスはパ・タ・カの反復回数を測ります。
  • パ=両唇、タ=舌尖、カ=舌後方の運動を主に評価します。
  • パ・タ・カはいずれも破裂音です。

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