113D033|第113回 歯科医師国家試験 過去問
フレイルの診断に用いるのはどれか。すべて選べ。
解答・解説を見る
正解: a・b・c・d
正答
a、b、c、d
この問題のポイント
代表的な身体的フレイルの判定は、体重減少、筋力低下、歩行速度低下、疲労感、身体活動量低下の5項目です。
解説
Friedのphenotype modelでは、①意図しない体重減少、②筋力低下、③歩行速度低下、④易疲労感、⑤身体活動量低下の5徴候を評価します。一般に3項目以上でフレイル、1~2項目でプレフレイルと判定します。日本で用いられる改訂J-CHS基準もこの枠組みに沿い、体重、握力、通常歩行速度、疲労感、身体活動を確認します。
握力は全身の筋力を簡便に反映し、歩行速度は移動能力と予備力を示します。体重は6か月程度の意図しない減少を問うため、単に現在のBMIだけを見るのではありません。口腔機能低下や口腔衛生不良は低栄養・社会的孤立を通じてフレイルと関連しますが、身体的フレイルの標準的診断項目そのものではありません。
選択肢の確認
a.握力
正しい。
筋力低下を評価する中核項目で、性別などに応じた基準値と比較します。
b.体重
正しい。
一定期間の意図しない体重減少の有無を評価します。
c.歩行速度
正しい。
通常歩行速度の低下は身体機能と予備力の低下を示す診断項目です。
d.身体活動量
正しい。
運動習慣や活動頻度の低下はフレイル判定の構成項目です。
e.口腔衛生状態
誤り。
フレイルに影響する重要な評価対象ですが、Fried基準や改訂J-CHS基準の直接の診断項目ではありません。
覚えるポイント
- フレイル5項目は体重減少・握力低下・歩行速度低下・疲労感・身体活動量低下です。
- 3項目以上がフレイル、1~2項目がプレフレイルです。
- オーラルフレイルと身体的フレイルの診断基準を混同しません。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。