113D039|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

歯根膜にある遅順応性の受容器はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

歯根膜で持続的な歯への荷重、力の方向、顎位を検出する代表的な遅順応性機械受容器はRuffini神経終末です。

解説

歯根膜には豊富な機械受容器があり、咬合力の大きさと方向、歯の微細な変位を中枢へ伝えます。なかでもRuffini神経終末様の受容器は歯根膜線維間に存在し、刺激が続いている間も発火を保つ遅順応性を示します。この情報は咀嚼筋活動の調節、異物の検出、過大な咬合力から歯周組織を守る反射に重要です。

Pacini小体は急な圧変化や振動を捉える速順応性受容器、Meissner小体は無毛皮膚の軽い触覚、Merkel盤は皮膚・口腔粘膜の持続圧や形状、Krause小体は粘膜などでの感覚受容に関連します。Merkel盤も遅順応性ですが、設問は「歯根膜にある」代表的受容器を問うためRuffini神経終末を選びます。

選択肢の確認

a.Krause小体
誤り。
粘膜や皮膚移行部などにみられる終末小体で、歯根膜の代表的遅順応性機械受容器ではありません。

b.Meissner小体
誤り。
無毛皮膚の浅層で軽い触覚や低周波振動を捉える速順応性受容器です。

c.Merkel盤
誤り。
遅順応性の触圧受容器ですが、歯根膜固有感覚の代表として問われるのはRuffini神経終末です。

d.Pacini小体
誤り。
急速な変化や高周波振動に応答し、順応が速い受容器です。

e.Ruffini神経終末
正しい。
歯根膜に分布し、持続する歯の変位・咬合力へ反応する遅順応性受容器です。

覚えるポイント

  • 歯根膜+遅順応性=Ruffini神経終末です。
  • Pacini小体は速順応性で振動・急な圧変化に反応します。
  • 歯根膜感覚は咬合力の微調整と防御反射に重要です。

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