113D075|第113回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科公衆衛生・予防歯科

50歳の女性。身長150 cm、体重60 kg。事務職で座位での仕事が多く、日常生活で運動する機会が少ない。食事摂取量の調査結果の一部を表に示す。 改善すべきなのはどれか。3つ選べ。

113D075の問題画像
3つ選択
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正解: a・d・e

正答

a、d、e

この問題のポイント

BMIは約26.7で運動量も少なく、3,000 kcalは過剰です。食塩10 gは多く、野菜250 gは不足しています。一方、たんぱく質55 gとカルシウム700 mgは大きな不足を示しません。

解説

身長1.50 m、体重60 kgから、BMIは60÷1.50²=約26.7です。日本の判定ではBMI 25以上に該当し、座位中心で身体活動量も少ないため、1日3,000 kcalの摂取は体重増加と生活習慣病リスクにつながる過剰量と判断します。単に標準値を暗記するのではなく、年齢・性別・体格・身体活動量を合わせてエネルギー収支を考えます。

食塩10 g/日は目標量を上回り、高血圧や循環器疾患予防の観点から減塩が必要です。野菜250 g/日は、成人で推奨される1日350 g程度の目標に届かず、増量します。たんぱく質55 gはこの年代の女性の必要量を概ね満たし、カルシウム700 mgも明らかな不足ではありません。改善指導は、エネルギーを適正化し、加工食品・調味料からの食塩を減らし、野菜料理を追加する形で具体化します。

画像の確認

実画像では、表のアがエネルギー3,000 kcal、イがたんぱく質55 g、ウがカルシウム700 mg、エが食塩10 g、オが野菜250 gと示されています。患者のBMIと低い身体活動量を合わせるとエネルギーは多く、食塩は過剰、野菜は不足している一方、たんぱく質とカルシウムは妥当な範囲です。

選択肢の確認

a.ア
正しい。
身体活動量が少なくBMIも高い女性に3,000 kcal/日は過剰であり、適正化が必要です。

b.イ
誤り。
たんぱく質55 g/日は、この患者で直ちに不足・過剰として改善を要する値ではありません。

c.ウ
誤り。
カルシウム700 mg/日は、成人女性の摂取量として明らかな不足を示しません。

d.エ
正しい。
食塩10 g/日は多く、減塩指導が必要です。

e.オ
正しい。
野菜250 g/日は目標量より少なく、摂取量を増やす必要があります。

覚えるポイント

  • BMI=体重kg÷身長mの二乗で、本例は約26.7です。
  • エネルギーは体格と活動量を含めて評価します。
  • 本例の改善点は、エネルギー過剰・食塩過剰・野菜不足です。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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