113D089|第113回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科公衆衛生・予防歯科

ある小学校で集団フッ化物洗口を実施するため、2% NaF溶液を希釈して600 mLのフッ化物洗口液〈F濃度:225 ppm〉を作製することとした。 2% NaF溶液の必要量を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。 (数値回答形式を選択式に変換)

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

2%NaF溶液はNaFとして20 mg/mLで、フッ素量に直すと約9 mg/mL、すなわち約9,000 ppmです。225 ppmを600 mL作るには原液15 mLが必要です。

解説

まず濃度の基準をそろえます。2%NaF溶液は100 mL中にNaFを2 g含むので、NaF濃度は20 mg/mLです。しかし洗口液の225 ppmは元素フッ素〈F〉の質量濃度です。NaFの式量は約42、Fの原子量は約19なので、NaF中のフッ素の質量割合は19÷42≒0.452です。したがって原液のF濃度は20×0.452≒9.05 mg/mL、約9,000 mg/L=9,000 ppmとなります。

作製する洗口液に必要なフッ素量は、225 mg/L×0.600 L=135 mgです。必要な2%NaF溶液量は135 mg÷約9.05 mg/mL≒14.9 mLとなり、小数点以下第1位を四捨五入して15 mLです。希釈式で計算するなら、9,000 ppm×V=225 ppm×600 mLからV=15 mLと求められます。NaF濃度2%をそのまま20,000 ppmのF濃度として扱わないことが重要です。

選択肢の確認

a.14 mL
誤り。
必要量約14.9 mLを指定どおり四捨五入すると14 mLではなく15 mLです。

b.15 mL
正しい。
9,000×V=225×600より、V=15 mLです。

c.16 mL
誤り。
フッ素量135 mgを満たす原液量より多く、洗口液のF濃度が225 ppmを上回ります。

d.17 mL
誤り。
必要な原液量15 mLより2 mL多く、所定濃度になりません。

e.13 mL
誤り。
原液量が不足し、600 mLに希釈したとき225 ppmへ達しません。

覚えるポイント

  • 2%NaFはNaFとして20 mg/mL、Fとして約9 mg/mL=約9,000 ppmです。
  • 必要F量は225 mg/L×0.600 L=135 mgです。
  • 希釈式は約9,000×15=225×600と確認できます。

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