113D090|第113回 歯科医師国家試験 過去問
アクチバトール製作過程の写真(別冊No. 36)を別に示す。 実施の順番に並べよ。 写真の対応:aア、bイ、cウ、dエ、eオ。 解答:①→②→③→④→⑤

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
アクチバトールは、構成咬合採得、模型の装着、線装置の屈曲、ワックス形成、レジン化後の研磨の順に製作します。写真の順序はエ→イ→オ→ア→ウです。
解説
アクチバトールは上下顎を一体として覆い、設定した下顎位へ誘導する機能的矯正装置です。最初に口腔内で下顎を治療目標となる前方位・適切な開咬量へ誘導し、ワックスなどで構成咬合を採得します〈エ〉。次に、その構成咬合記録を介して上下顎作業模型を咬合器・固定器へ装着し、設計した顎位を模型上に再現します〈イ〉。
模型上で唇側線や誘導線などの線装置を屈曲・適合させ〈オ〉、線を所定位置に固定しながら装置床のワックスパターンを形成します〈ア〉。その後、埋没・流蠟・レジン填入と重合を経て、取り出した装置の余剰レジンを削除し、辺縁と表面を研磨して完成させます〈ウ〉。後工程で必要となる顎位や線装置を、ワックス形成後に決めることはできないため、工程間の依存関係から順序を判断できます。
画像の確認
実画像では、エは患者が赤色の咬合採得材を咬んで構成咬合を記録する場面、イはその記録を介して上下顎模型を固定器へ装着した場面です。オはプライヤーで矯正用線を屈曲し、アは模型上へ赤色ワックスを盛り上げて装置形態を作り、ウは重合後のレジン装置を回転器具で研磨している場面です。
選択肢の確認
a.b → d → e → a → c(イ → エ → オ → ア → ウ)
誤り。
模型装着〈イ〉には先に口腔内で採得した構成咬合〈エ〉が必要です。
b.d → b → a → e → c(エ → イ → ア → オ → ウ)
誤り。
線装置〈オ〉はワックス形成〈ア〉より前に模型へ適合させます。
c.d → e → b → a → c(エ → オ → イ → ア → ウ)
誤り。
線装置を正確に適合する前に、構成咬合で模型を装着して上下顎関係を再現します。
d.b → d → e → c → a(イ → エ → オ → ウ → ア)
誤り。
構成咬合と模型装着の順が逆で、さらにレジン研磨〈ウ〉をワックス形成〈ア〉より先に行えません。
e.d → b → e → a → c(エ → イ → オ → ア → ウ)
正しい。
構成咬合採得、模型装着、線装置屈曲、ワックス形成、レジン装置研磨という正しい順序です。
覚えるポイント
- アクチバトールは、まず口腔内で構成咬合を採得します。
- 模型装着後に線装置を作り、その後にワックスで装置床を形成します。
- 最終工程はレジン重合後の形態修正・研磨です。
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