114A007|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

抜歯後の骨からの持続的な出血に対する適切な止血法はどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

抜歯窩の骨面からにじむ持続性出血には、止血材を骨腔へ填入して圧迫する栓塞法を用います。

解説

抜歯後出血では、まず出血部位と原因を確認します。軟組織の切創や特定できる血管からの出血と異なり、抜歯窩の骨面からの出血は広い面から持続的ににじむため、1本の血管を結紮する方法は適しません。酸化セルロース、ゼラチンスポンジなどの吸収性局所止血材を抜歯窩へ填入し、必要に応じて縫合して保持しながら圧迫止血する栓塞法が適切です。

局所処置と同時に、抗血栓薬、血液疾患、高血圧、感染、血餅の脱落など持続出血の背景も評価します。

選択肢の確認

a.緊縛法
誤り。
組織を糸で縛って止血する方法で、広い骨面からの滲出性出血には適しません。

b.指圧法
誤り。
圧迫は初期対応として有用ですが、骨腔内から持続する出血への確実な局所止血法としては不十分です。

c.栓塞法
正しい。
抜歯窩へ局所止血材を填入し、骨面を内側から圧迫して止血します。

d.括約縫合法
誤り。
創周囲の軟組織を寄せて圧迫する縫合法ですが、骨からの出血には抜歯窩内の栓塞が中心です。

e.血管結紮法
誤り。
出血点となる血管を同定できる場合に用います。骨面からのびまん性出血には適しません。

覚えるポイント

  • 骨面からの出血は栓塞法で内側から圧迫します。
  • 軟組織、血管、骨のどこから出血しているかを見分けます。
  • 局所止血材は填入後に縫合などで保持します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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