114A036|第114回 歯科医師国家試験 過去問
咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真(別冊No.13)を別に示す。 矢印で示す試料に対する評価指標はどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
グミゼリー咀嚼能率検査では、咀嚼後の試料から溶出したグルコース量を測定します。
解説
グミゼリーを一定回数咀嚼すると、粉砕が進むほど表面積が増え、一定条件で水に溶け出すグルコース量が増加します。咀嚼後の試料を洗浄して得た溶液をグルコース測定装置で測定し、そのグルコース溶出量を咀嚼能力の指標とします。操作が比較的簡便で、客観的な数値として評価できる方法です。
篩分法では粒子の平均粒径や分布、画像解析法では表面積などを評価することがありますが、写真の測定過程とは異なります。
画像の確認
実画像では、咀嚼後のグミゼリー片を回収・洗浄し、得られた液を測定器に滴下する一連の操作が示されています。矢印の試料は細片の形や数を直接数える対象ではなく、咀嚼によって増えた表面から溶出する成分を定量するために用いられています。
選択肢の確認
a.色調
誤り。色変わりガムなどで用いる指標で、本画像のグミゼリー検査とは異なります。
b.断片数
誤り。回収片を単純に数える検査ではありません。
c.表面積
誤り。粉砕で表面積は増えますが、本法で直接測る評価値ではありません。
d.溶出量
正しい。咀嚼後に溶出したグルコース量を測定します。
e.平均粒径
誤り。篩分法などの粉砕度評価で用いられる指標です。
覚えるポイント
- グミゼリー法はグルコース溶出量を測定します。
- 粉砕が進むほど表面積が増え、溶出量も増加します。
- 色調評価は色変わりガム、粒径評価は篩分法と対応させます。
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