114A090|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

80歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。使用中の義歯は12年前に装着したという。診察と検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。製作過程の一連の写真(別冊No. 40)を別に示す。 製作過程を実施の順番に並べよ。 解答:①→②→③→④→⑤

114A090の問題画像
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正解: e

正答

e

この問題のポイント

全部床義歯の顎間関係記録では、顔面計測、咬合床調整、装置装着、顎位記録の順に進めます。

解説

無歯顎患者では天然歯による咬合支持がないため、まず顔面計測などを参考に咬合高径を検討します。次に咬合床を口腔外で調整し、記録装置を上顎咬合床へ装着します。上下の咬合床を口腔内で所定の高径に合わせ、記録装置を組み合わせて水平的顎間関係を記録します。したがって写真の実施順はウ、オ、ア、エ、イで、これに対応する選択肢eを選びます。

各写真を単独で暗記するより、前処置、装置準備、口腔内調整、最終記録という依存関係から並べます。

画像の確認

実画像では、ウが顔面上での計測、オが口腔外での咬合床への操作、アが上顎咬合床への装置装着、エが上下咬合床を口腔内で合わせる操作、イが上下の記録装置を組み合わせた状態を示しています。準備から口腔内での顎位記録へ進む順序は、ウ→オ→ア→エ→イです。

選択肢の確認

a.b → d → a → e → c(イ → エ → ア → オ → ウ)
誤り。顔面計測のウが最後になっており、準備と記録の順序が逆です。

b.e → a → d → b → c(オ → ア → エ → イ → ウ)
誤り。顔面計測のウを顎位記録後に行う配列です。

c.b → c → e → a → d(イ → ウ → オ → ア → エ)
誤り。上下装置を組み合わせたイが最初で、準備操作に先行しています。

d.e → c → a → d → b(オ → ウ → ア → エ → イ)
誤り。咬合床操作のオを顔面計測のウより先に行っています。

e.c → e → a → d → b(ウ → オ → ア → エ → イ)
正しい。顔面計測から咬合床・装置の準備を経て、口腔内記録へ進む順序です。

覚えるポイント

  • 正しい順序はウ→オ→ア→エ→イです。
  • 無歯顎では咬合高径と水平的顎位を咬合床上で記録します。
  • 「計測→調整→装置装着→口腔内記録」の流れで判断します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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