114B027|第114回 歯科医師国家試験 過去問
加齢による鼻咽腔閉鎖機能不全に有効なのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
鼻咽腔閉鎖機能は、発声や呼気時に軟口蓋と咽頭壁で鼻腔への通路を閉じる機能です。呼気を口腔から送り出して閉鎖運動を促すブローイング訓練が選ばれます。
解説
鼻咽腔閉鎖が不十分だと、発声時に呼気が鼻腔へ漏れ、開鼻声や子音の弱化が生じます。ブローイング訓練では、ろうそくを吹く、紙片を吹く、ストローで水に泡を作るなど、口腔から持続的に呼気を出す課題を行います。呼気時の軟口蓋挙上と咽頭壁の運動を促し、加齢に伴う軽度の機能低下に対する訓練として用います。
ただし、構造的欠損や高度な神経筋障害がある場合は訓練だけで十分とは限りません。原因と重症度を評価し、構音訓練、軟口蓋挙上装置、スピーチエイドなどを検討します。選択肢では、嚥下の別の段階を対象とする訓練と区別することが重要です。
選択肢の確認
a.舌抵抗訓練
誤り。舌を器具や口蓋へ押し付けて舌圧を高め、食塊形成や送り込みを改善する訓練です。
b.頭部挙上訓練
誤り。舌骨上筋群を強化し、食道入口部の開大を改善する訓練で、鼻咽腔閉鎖を直接訓練するものではありません。
c.プッシング訓練
誤り。上肢などに力を入れながら発声・嚥下を行い、声門閉鎖を促す訓練です。
d.バルーン拡張訓練
誤り。嚥下障害における食道入口部の開大不全などに対して、バルーンカテーテルで機械的に拡張する訓練です。
e.ブローイング訓練
正しい。口腔から呼気を吹き出す課題により、軟口蓋挙上を含む鼻咽腔閉鎖運動を促します。
覚えるポイント
- 鼻咽腔閉鎖不全=ブローイング訓練です。
- 舌抵抗訓練は舌圧、頭部挙上訓練とバルーン拡張訓練は食道入口部開大に関係します。
- プッシング訓練は声門閉鎖の強化を目的とします。
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