114B037|第114回 歯科医師国家試験 過去問
疫学調査において第3の因子が曝露と疾病発生の両者に関係することにより、曝露因子と疾病発生量との関連が歪められる現象はどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
曝露と疾病の両方に関連する第3の因子が、両者の見かけの関連を歪める現象を交絡といいます。第3因子は曝露の結果として生じる中間因子ではないことも条件です。
解説
例えば、コーヒー摂取と肺癌の関連を調べるとき、喫煙がコーヒー摂取にも肺癌にも関連していれば、喫煙が交絡因子となり得ます。喫煙を調整しない解析では、コーヒー自体の効果が過大または過小に見える可能性があります。
交絡への対策には、研究計画段階の無作為化、制限、マッチングと、解析段階の層別化、多変量解析、標準化などがあります。情報バイアスと選択バイアスは情報の測定や対象者選択に系統的な偏りが生じる現象で、交絡とは発生機序が異なります。
選択肢の確認
a.交絡
正しい。曝露と疾病発生の両方に関係する第3因子によって、両者の関連が歪められる現象です。
b.偽陽性
誤り。実際には疾病がない人を検査で陽性と判定することです。
c.因果の逆転
誤り。疾病やその前段階が曝露とみなした要因を変化させ、原因と結果の方向を逆に解釈する現象です。
d.情報バイアス
誤り。曝露や疾病の測定・分類の誤りが群間で系統的に生じ、関連が歪む現象です。
e.選択バイアス
誤り。研究対象者の選択や脱落が曝露・疾病と関連し、比較群の関係を歪める現象です。
覚えるポイント
- 交絡因子は曝露と疾病の両方に関連します。
- 交絡は無作為化、制限、マッチング、層別化、多変量解析などで対処します。
- 情報バイアスは測定、選択バイアスは対象者選択の偏りです。
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