114B051|第114回 歯科医師国家試験 過去問
近年の我が国における食中毒統計で正しいのはどれか。3つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a・d・e
正答
a、d、e
この問題のポイント
食中毒統計の病因物質には細菌・ウイルスだけでなく、寄生虫、自然毒、化学物質なども含まれます。アニサキスは寄生虫に分類され、ノロウイルスなどによる食中毒は冬季に多くなります。
解説
我が国の食中毒統計では、病因物質を細菌、ウイルス、寄生虫、化学物質、植物性自然毒、動物性自然毒などに分けて集計します。アニサキスは魚介類の生食などで感染する寄生虫で、近年、事件数の多い病因物質の一つです。化学物質による食中毒も統計対象に含まれます。
患者数は、集団発生を起こしやすい細菌・ウイルスが多くを占める年があり、自然毒が常に最多というわけではありません。ウイルス性食中毒の中心となるノロウイルスは低温・乾燥期に流行しやすく、冬季の患者数が多くなります。死亡者数は年ごとの変動はあるものの、毎年100名を超える状況ではありません。
選択肢の確認
a.化学物質によるものが含まれる。
正しい。ヒスタミンなどの化学物質を原因とする食中毒も統計に含まれます。
b.死者数は毎年100名を超えている。
誤り。近年の食中毒による年間死亡者数は100名を大きく下回ります。
c.患者数は自然毒によるものが最も多い。
誤り。患者数では細菌・ウイルスなどによる発生が多く、自然毒が最多とはいえません。
d.原因となる寄生虫にアニサキスが含まれる。
正しい。アニサキスは魚介類を介して食中毒を起こす代表的な寄生虫です。
e.ウイルスによるものは夏季よりも冬季に多い。
正しい。ノロウイルスを中心に、ウイルス性食中毒は冬季に多くなります。
覚えるポイント
- 食中毒統計には化学物質と自然毒も含まれます。
- アニサキスは寄生虫性食中毒の原因です。
- 細菌性は夏季、ノロウイルスによる食中毒は冬季に増えやすい傾向があります。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。