114B053|第114回 歯科医師国家試験 過去問
在宅療養中の多剤併用(ポリファーマシー)患者に対する適切な対応はどれか。2つ選べ。
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
ポリファーマシーでは、薬剤数だけでなく重複、相互作用、有害事象、服薬困難などを評価します。歯科医師が独断で休薬・増減・粉砕せず、服薬状況を確認して薬剤師や処方医と連携します。
解説
在宅患者では複数診療科からの処方、市販薬・サプリメント、嚥下機能低下、認知機能低下などが重なり、服薬過誤や有害事象が起こりやすくなります。実際に飲めているか、飲み忘れ・重複服用がないか、服用時刻や管理者、残薬、症状との時間関係を確認することが重要です。
処方内容に疑問があれば、お薬手帳などで全薬剤を把握し、薬剤師へ重複・相互作用・剤形を相談したうえで、必要に応じて処方医へ情報提供します。休薬や用量変更は病状悪化や離脱症状を招き得ます。また、徐放錠や腸溶錠などは粉砕すると製剤特性が失われるため、薬剤ごとの確認なしに指示してはいけません。
選択肢の確認
a.薬剤師に処方内容を相談する。
正しい。薬剤の重複、相互作用、服用方法、代替剤形などを専門的に確認できます。
b.主治医受診まで休薬を指示する。
誤り。独断の休薬は原疾患の悪化や離脱症状を起こす危険があります。
c.服薬のアドヒアランスを確認する。
正しい。実際の服薬状況、残薬、管理方法を把握することが適正化の出発点です。
d.日々の体調で調節するよう指示する。
誤り。患者判断による増減は効果不十分や有害事象につながるため、処方医と相談します。
e.訪問看護師に錠剤の粉砕を指示する。
誤り。粉砕不可の製剤があり、処方医・薬剤師による薬剤ごとの確認が必要です。
覚えるポイント
- ポリファーマシーは「薬が多いこと」だけでなく、有害事象につながる状態を問題にします。
- アドヒアランスと残薬を確認し、薬剤師・処方医と連携します。
- 独断の休薬、用量調節、錠剤粉砕を指示しません。
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