114B060|第114回 歯科医師国家試験 過去問
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するハイリスクアプローチはどれか。2つ選べ。
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
ハイリスクアプローチは、疾病リスクの高い個人・集団を特定し、重点的に予防介入する方法です。濃厚接触者の健康観察と、入国者への空港での体温測定が該当します。
解説
ハイリスクアプローチでは、感染者との接触歴や流行地域からの入国など、感染・発症リスクが高い条件をもつ対象を選び、検査、健康観察、スクリーニングなどを集中的に行います。濃厚接触者の健康観察は、一般集団より感染可能性が高い人を追跡する介入です。空港での入国者への体温測定も、流行地域を含む国外から流入する集団を対象とした水際のスクリーニングです。
これに対し、ポピュレーションアプローチはリスクの高低を問わず広い集団全体へ働きかけます。全国民へのワクチン接種やマスメディアによる予防啓発は、その代表です。感染後の指定病院での治療は診療体制上の対応であり、発症前の高リスク者を選ぶ予防アプローチではありません。
選択肢の確認
a.指定された病院での治療
誤り。すでに発症・診断された患者への治療であり、高リスク者を選別する予防的介入ではありません。
b.全国民へのワクチン接種
誤り。国民全体を対象とするポピュレーションアプローチです。
c.感染者との濃厚接触者の健康観察
正しい。感染可能性が高い対象を特定して重点的に追跡します。
d.入国者に対する空港での体温測定
正しい。入国者というリスクを考慮した対象集団へスクリーニングを行います。
e.マスメディアによる予防方法の周知
誤り。社会全体へ広く働きかけるポピュレーションアプローチです。
覚えるポイント
- ハイリスクアプローチは高リスク者を特定して重点介入します。
- ポピュレーションアプローチは集団全体のリスク分布を下げます。
- 濃厚接触者の観察はハイリスク、全国民への啓発はポピュレーションです。
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