114B067|第114回 歯科医師国家試験 過去問
破折した金属製補綴装置の修理に用いるのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
破折した金属製補綴装置のレーザー溶接には、金属への集中的な熱入力と深い溶け込みが得られるNd:YAGレーザーを用います。
解説
Nd:YAGレーザーは波長約1,064nmの近赤外レーザーで、パルス照射により小範囲へ高いエネルギーを集中できます。歯科技工では金属フレームの接合・修理に用いられ、周囲への熱影響を比較的限定しながら溶接部を形成できます。補綴装置の材質、厚み、表面状態に応じて出力やパルス条件を調整します。
CO2レーザーは水に強く吸収され軟組織切開・蒸散に用いられます。Er:YAGレーザーも水やハイドロキシアパタイトへの吸収が高く、硬組織切削や歯周治療に利用されます。He-NeレーザーとGaAsレーザーは低出力光療法などに用いられ、金属溶接用の高エネルギー源ではありません。
選択肢の確認
a.CO2レーザー
誤り。水への吸収が高く、主に軟組織の切開・蒸散へ用います。
b.GaAsレーザー
誤り。半導体レーザーの一種ですが、本問の金属補綴装置の溶接に選ぶレーザーではありません。
c.He-Neレーザー
誤り。低出力レーザーとして用いられ、金属を溶融接合する出力には適しません。
d.Er:YAGレーザー
誤り。水への吸収が高く、歯質切削や歯石除去などに用います。
e.Nd:YAGレーザー
正しい。歯科技工における金属補綴装置のレーザー溶接に使用できます。
覚えるポイント
- 金属のレーザー溶接にはNd:YAGレーザーを用います。
- CO2は軟組織、Er:YAGは硬組織・歯周領域での利用が代表的です。
- 波長ごとの吸収特性と用途を対応させます。
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