114B066|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

嗅上皮が存在するのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

嗅上皮は鼻腔の天蓋付近、上鼻甲介とそれに対向する鼻中隔上部に存在します。選択肢では鼻腔上部が該当します。

解説

嗅上皮は特殊感覚上皮で、嗅細胞、支持細胞、基底細胞などから構成されます。嗅細胞は双極性神経細胞で、樹状突起先端の嗅小胞から嗅毛を伸ばします。軸索は嗅糸となって篩板を通過し、頭蓋腔内の嗅球へ達します。

吸気に含まれる匂い分子は嗅上皮を覆う粘液に溶け、嗅受容体を刺激します。嗅球は嗅覚情報を受ける中枢神経組織であり、嗅上皮そのものが存在する場所ではありません。下鼻道、上咽頭、蝶形骨洞はいずれも嗅上皮の代表的分布部位ではありません。

選択肢の確認

a.嗅球
誤り。嗅細胞の軸索がシナプスを形成する中枢側の構造で、嗅上皮ではありません。

b.下鼻道
誤り。鼻腔下部は主に呼吸上皮で覆われ、嗅上皮の分布部位ではありません。

c.上咽頭
誤り。鼻咽頭には呼吸上皮が分布し、嗅上皮の主要部位ではありません。

d.蝶形骨洞
誤り。副鼻腔の一つで、嗅上皮は存在しません。

e.鼻腔上部
正しい。鼻腔天蓋、上鼻甲介、鼻中隔上部に嗅上皮が分布します。

覚えるポイント

  • 嗅上皮は鼻腔上部に限局して分布します。
  • 嗅細胞の軸索は篩板を通って嗅球へ達します。
  • 鼻腔の大部分は嗅上皮ではなく呼吸上皮です。

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