114B085|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

67歳の女性。下顎左側ブリッジの破損を主訴として来院した。診察の結果、[③④ 5 6⑦]のブリッジを新製することとした。新製したブリッジ試適時の口腔内写真(別冊No. 32A)と偏心運動時(青)とタッピング運動時(赤)の咬合接触を印記したブリッジ咬合面の写真(別冊No. 32B)を別に示す。 非作業側の咬合接触部位はどれか。2つ選べ。

114B085の問題画像
2つ選択
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正解: a・b

正答

a、b

この問題のポイント

写真では赤がタッピング時、青が偏心運動時の接触です。非作業側で生じた青色の咬合接触は、矢印アとイの部位です。

解説

側方運動時の非作業側では、下顎臼歯の頰側咬頭内斜面と上顎臼歯の舌側咬頭内斜面が接近します。固定性補綴装置に強い非作業側接触があると、歯列を離開・転覆させる側方力が生じ、支台歯や歯周組織、補綴装置へ負担を与えるため、咬合調整の対象となります。

咬合紙の色だけで接触の強さを断定せず、タッピングと偏心運動を異なる色で記録し、運動方向と対応させて判定します。本問では青色の偏心運動印記のうち、非作業側の内斜面に位置するア・イを選びます。

画像の確認

実画像では、下顎左側のロングスパンブリッジ咬合面に赤色と青色の印記が重ねて示されています。アとイには偏心運動時の青色接触が臼歯部の内斜面に認められ、ウ、エ、オとは位置が異なるため、非作業側接触部位はアとイです。

選択肢の確認

a.ア
正しい。偏心運動時の青色印記があり、非作業側で接触する臼歯内斜面に位置します。

b.イ
正しい。アと同様に、非作業側の偏心運動で接触する青色印記部位です。

c.ウ
誤り。前方の支台歯上の印記で、非作業側臼歯接触として示された部位ではありません。

d.エ
誤り。位置と印記の組合せが、非作業側接触を示すア・イとは異なります。

e.オ
誤り。タッピング・偏心印記はありますが、本問で示す非作業側接触部位には該当しません。

覚えるポイント

  • 赤と青のどちらがタッピング・偏心運動かを設問で確認します。
  • 非作業側接触は臼歯の内斜面間に生じます。
  • 強い非作業側干渉は補綴装置と支台歯へ有害な側方力を加えます。

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