114B084|第114回 歯科医師国家試験 過去問
麻酔抜髄において即時根管充塡法によって低減できるリスクはどれか。2つ選べ。
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
麻酔抜髄後に同一診療日で根管充塡まで完了すると、仮封期間中の根管汚染を避けられ、局所麻酔が有効な間に根管充塡するため処置時疼痛も低減できます。
解説
即時根管充塡法は、麻酔下で抜髄、根管形成・清掃、根管乾燥を行い、根管内に出血や滲出液がなく適切な充塡が可能と判断した場合に、その日のうちに根管充塡する方法です。診療間隔を置かないため、仮封材の脱落・漏洩や再開放に伴う細菌侵入の機会が減り、根管汚染のリスクを低減できます。
また、局所麻酔が奏効しているうちに根管充塡まで行うため、充塡操作時の疼痛を抑えられます。ただし、根管形成が不十分なまま急いで充塡してよいわけではありません。残髄、レッジ形成、根管充塡材の溢出は、作業長測定や形成・充塡操作の精度に依存し、即時法そのものでは低減しません。
選択肢の確認
a.残髄
誤り。残髄のリスクは根管解剖の把握と抜髄・根管形成の精度に左右されます。
b.根管の汚染
正しい。仮封期間と再開放がなく、診療間の細菌侵入機会を減らせます。
c.レッジ形成
誤り。レッジは不適切な器具操作や根管形成で生じ、治療回数を1回にしても防げません。
d.根管充塡材の溢出
誤り。溢出防止には正確な作業長と根尖部形成、適切な充塡圧が必要です。
e.根管充塡時の疼痛
正しい。抜髄時の局所麻酔が有効なうちに根管充塡を行えます。
覚えるポイント
- 即時根管充塡は仮封期間中の再汚染を避けられます。
- 根管が乾燥し、充塡可能な状態であることが前提です。
- 残髄、レッジ、溢出は術式の精度で防ぎます。
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