114B089|第114回 歯科医師国家試験 過去問
上顎前歯にレジン前装冠を装着することとした。 製作過程を実施の順番に並べよ。 解答:①→②→③→④→⑤
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
レジン前装冠では、まずワックスパターンの前装部を窓開けし、接着剤を塗布してリテンションビーズを付与します。その後に鋳造し、金属色を遮蔽するオペークレジンを塗布します。
解説
全部鋳造冠形態のワックスパターンから前装予定部をカットバックする操作が窓開けです。前装レジンを機械的に維持するため、窓開けした面へ接着剤を塗り、リテンションビーズを散布・付着させます。このワックスパターンを埋没・鋳造すると、ビーズ形態が金属表面の維持部として再現されます。
鋳造体を適合・研磨し、前装面を処理した後、オペークレジンで金属色を遮蔽し、維持部内へレジンを結合させます。続いて歯冠色レジンを築盛・重合します。接着剤とビーズは鋳造前のワックス表面へ用い、オペークレジンは鋳造後の金属へ用いる点が順序判定の鍵です。
選択肢の確認
a.d → b → c → e → a(オペークレジンの塗布 → 窓開け → 接着剤の塗布 → リテンションビーズの付与 → 鋳造)
誤り。オペークレジンは鋳造後に塗布するため、最初には行いません。
b.c → b → e → a → d(接着剤の塗布 → 窓開け → リテンションビーズの付与 → 鋳造 → オペークレジンの塗布)
誤り。接着剤を塗布する前に、前装範囲を窓開けする必要があります。
c.b → c → e → a → d(窓開け → 接着剤の塗布 → リテンションビーズの付与 → 鋳造 → オペークレジンの塗布)
正しい。ワックスパターン形成から鋳造、前装操作へ進む正しい順序です。
d.d → a → e → c → b(オペークレジンの塗布 → 鋳造 → リテンションビーズの付与 → 接着剤の塗布 → 窓開け)
誤り。鋳造前後の操作が逆転しており、ビーズを鋳造体へ再現できません。
e.c → e → a → d → b(接着剤の塗布 → リテンションビーズの付与 → 鋳造 → オペークレジンの塗布 → 窓開け)
誤り。窓開けは接着剤・ビーズ付与より前のワックスパターン段階で行います。
覚えるポイント
- 窓開け、接着剤、リテンションビーズは鋳造前の操作です。
- ビーズは前装レジンの機械的維持を得ます。
- オペークレジンは鋳造後に金属色を遮蔽します。
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