114B090|第114回 歯科医師国家試験 過去問
67歳の男性。上顎全顎のインプラント固定性義歯を製作することとした。上部構造製作過程の一連の写真(別冊No. 35)を別に示す。 製作過程を実施の順番に並べよ。 解答:①→②→③→④→⑤

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
写真の製作順は、作業模型上のインプラント部確認、上部構造パターン製作、金属フレーム完成、口腔内試適、歯冠色材料を仕上げた最終装着です。オ→イ→ア→エ→ウとなります。
解説
全顎インプラント固定性義歯では、まず印象からインプラントアナログと歯肉形態を再現した作業模型を製作します。その模型上でスクリューアクセスホールを備えたフレームパターンを設計し、鋳造などにより金属フレームを完成させます。
ロングスパンのフレームはわずかな不適合でもインプラントへひずみを加えるため、口腔内でパッシブフィット、スクリュー適合、咬合間隙を確認します。適合確認後に前装材料や人工歯形態を完成し、最終的に装着して咬合・清掃性・発音を確認します。完成補綴装置を先に装着してからフレームを試適することはありません。
画像の確認
実画像では、オはインプラントアナログと歯肉マスクを備えた作業模型、イは模型上の灰色の上部構造パターン、アは完成した金属フレームを示します。エは金属フレームの口腔内試適、ウは歯冠色材料まで完成した最終上部構造の装着状態なので、オ→イ→ア→エ→ウです。
選択肢の確認
a.e → b → a → d → c(オ → イ → ア → エ → ウ)
正しい。作業模型、パターン、金属フレーム、口腔内試適、完成装着の順です。
b.c → d → a → b → e(ウ → エ → ア → イ → オ)
誤り。完成装着状態から作業模型へ戻る逆順になっています。
c.b → a → d → c → e(イ → ア → エ → ウ → オ)
誤り。作業模型オが最後になっており、製作の出発点を欠きます。
d.c → e → b → a → d(ウ → オ → イ → ア → エ)
誤り。完成装置ウを模型・フレーム製作より先に置いています。
e.b → e → a → d → c(イ → オ → ア → エ → ウ)
誤り。パターン製作イより先に、基準となる作業模型オを準備する必要があります。
覚えるポイント
- 作業模型からパターンを作り、金属フレームへ移行します。
- 前装完成前に金属フレームのパッシブフィットを口腔内で確認します。
- 全顎連結フレームでは適合不良によるインプラントへのひずみを避けます。
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