114C084|第114回 歯科医師国家試験 過去問
磁性アタッチメントのキーパー付き根面板と矢印で示すレジン製の装置の写真(別冊No. 39)を別に示す。 この装置の役割はどれか。1つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
磁性アタッチメントでは、根面板上のキーパーと義歯床内の磁石構造体が正対する位置関係が維持力を左右します。写真のレジン製装置は磁石構造体を正しい位置に保持し、義歯床へ取り込む際の変位を防ぎます。
解説
キーパーは磁性ステンレス製で根面板へ固定され、義歯側の磁石構造体との吸引力で義歯を維持します。磁石構造体を即時重合レジンなどで義歯床へ組み込む際、重合時の圧や義歯の着脱で位置がずれると、キーパーとの間に隙間や傾きが生じて吸引力が低下します。レジン製の位置決め装置で磁石構造体を保持すれば、キーパーに対する正確な位置と向きを保てます。
画像の確認
実画像では、左に円形キーパーを備えた金属製根面板、右に円形の磁石構造体を包む透明なレジン製装置が並んでいます。黄色矢印は磁石周囲のレジン部を示し、磁石をキーパー上の所定位置から動かさずに義歯床へ取り込むための形態です。
選択肢の確認
a.根面板の合着
誤り。根面板は支台歯へセメントで合着し、写真のレジン装置で合着するものではありません。
b.側方力の軽減
誤り。磁性アタッチメントの特性として側方力が比較的小さい面はありますが、この装置自体の役割ではありません。
c.緩圧効果の向上
誤り。弾性要素を加えて荷重を緩和する装置ではありません。
d.義歯床の破折防止
誤り。金属補強などで床を強化する構造ではありません。
e.磁石構造体の変位防止
正しい。義歯床への固定中に磁石の位置・向きがずれないよう保持します。
覚えるポイント
- キーパーは根面板側、磁石構造体は義歯床側に置きます。
- 磁石とキーパーの正対を保つ位置決め装置は、磁石構造体の変位を防ぎます。
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