114C087|第114回 歯科医師国家試験 過去問
下顎第一小臼歯をCAD/CAMレジンクラウンで補綴治療することとした。 作業用模型上で築盛して製作する補綴装置と比べ、支台歯形成時に特に注意するのはどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
CAD/CAMレジンクラウンは、既製ブロックを切削加工して製作します。切削バーには太さがあるため、支台歯の鋭い内側隅角を正確に再現できず、適合不良やクラウン内面の過切削につながります。隅角を十分に丸めることが特に重要です。
解説
作業用模型上でワックスや陶材を築盛する方法では、細かな形態を手作業で付与できます。一方、ミリングでは回転工具が届かない鋭角部があると、ソフトウェア上で補正されて内面に不要な空隙ができたり、装着できなかったりします。そのため軸面から咬合面への移行部を滑らかにし、丸みをもつ連続的な形成とします。明瞭なフィニッシュラインと材料厚径も必要ですが、切削加工特有の注意点は隅角形態です。
選択肢の確認
a.軸面の形態
誤り。適切なテーパーやアンダーカット除去は全ての間接修復で必要ですが、切削バー径に特有の中心課題ではありません。
b.隅角部の形態
正しい。鋭い隅角を避けて丸め、ミリングバーが内面形態を再現できるようにします。
c.補助的保持形態の付与
誤り。溝やボックスなど細かな保持形態は切削加工を妨げ、CAD/CAMクラウンでは基本的に付与しません。
d.咬合面のクリアランス量
誤り。材料強度のため必要ですが、作業用模型上で製作する補綴装置でも同様に重要です。
e.フィニッシュラインの形態
誤り。明瞭で連続した辺縁は必要ですが、本問で築盛法との差として最も注意するのは内側隅角です。
覚えるポイント
- CAD/CAMクラウンでは、ミリングバーが届く丸い隅角にします。
- 鋭角、細い溝、アンダーカットは適合と切削加工を妨げます。
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