114D001|第114回 歯科医師国家試験 過去問
薬物を単回投与した際、最高血中濃度に到達するのが最も遅いのはどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
単回投与後の最高血中濃度到達時間〈Tmax〉は、薬物が全身循環へ入るまでに必要な吸収過程で比較します。
解説
静脈内・動脈内投与では薬物が直接血管内へ入るため、投与時点で血中濃度が急速に上昇します。筋肉内注射は筋の豊富な血流を介して吸収され、皮下注射は一般に筋肉内注射より緩徐です。
経口投与では、製剤の崩壊・溶解、消化管内での移動、消化管粘膜からの吸収を経て全身循環へ到達します。さらに胃内容排出速度や食事の影響も受けるため、選択肢中では最高血中濃度への到達が最も遅い投与経路です。初回通過効果は主に到達する薬物量へ影響し、Tmaxは吸収速度と関連して評価します。
選択肢の確認
a.経口投与
正しい。
消化管での崩壊・溶解・吸収が必要で、選択肢中ではTmaxが最も遅くなります。
b.皮下注射
誤り。
皮下組織からの吸収は比較的緩徐ですが、通常は経口投与より直接的です。
c.筋肉内注射
誤り。
筋は血流が豊富であり、皮下や消化管からの吸収より速いのが一般的です。
d.静脈内注射
誤り。
薬物を直接静脈内へ投与するため、吸収過程がなく直ちに血中へ入ります。
e.動脈内注射
誤り。
血管内投与であり、経口投与のような吸収過程を必要としません。
覚えるポイント
- Tmaxは主に吸収速度を反映します。
- 血管内投与には吸収過程がありません。
- 一般に経口投与は消化管を経るため到達が遅くなります。
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