114D023|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

咀嚼運動経路の検査で評価できるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d

正答

a、d

この問題のポイント

咀嚼運動経路の時系列記録からは、1ストロークに要する咀嚼周期と、開口相・閉口相の運動速度を評価できます。

解説

咀嚼運動経路検査では、切歯点などの下顎運動を三次元的かつ時間的に記録し、咀嚼ストロークの開口路・閉口路、幅、高さ、規則性、周期、各相の速度などを解析します。したがって、連続するストロークの時間から咀嚼周期を、位置の時間変化から開閉口運動速度を求められます。

咀嚼能率は一定の食品をどの程度粉砕・混合できたかを評価する検査で、運動軌跡だけでは直接分かりません。最大開口位や終末蝶番運動路は、限界運動や後方限界運動を記録する検査で評価する項目であり、通常の咀嚼運動経路とは目的が異なります。

選択肢の確認

a.咀嚼周期
正しい。
連続する咀嚼ストロークの開始から次の開始までの時間として評価できます。

b.咀嚼能率
誤り。
試験食品の粉砕度やグルコース溶出量などで評価し、軌跡記録だけでは判定できません。

c.最大開口位
誤り。
最大開口位は限界運動として調べるもので、日常的な咀嚼経路の評価項目ではありません。

d.開閉口運動速度
正しい。
顎位の変化量と経過時間から、開口相・閉口相の速度を算出できます。

e.終末蝶番運動路
誤り。
中心位付近の純粋な回転運動路であり、咀嚼運動経路の記録とは別に評価します。

覚えるポイント

  • 咀嚼運動経路は軌跡と時間を同時に記録します。
  • 時間情報から周期と速度を解析できます。
  • 咀嚼能率は食品の粉砕・混合結果を測る別の検査です。

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