114D043|第114回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科公衆衛生・予防歯科

光化学オキシダントで正しいのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・d・e

正答

a、d、e

この問題のポイント

光化学オキシダントは、窒素酸化物などの一次汚染物質が紫外線下で反応して生じ、光化学スモッグを引き起こします。

解説

自動車や工場などから排出される窒素酸化物〈NOx〉や揮発性有機化合物〈VOC〉は一次汚染物質です。これらが大気中で太陽光、とくに紫外線を受けて光化学反応を起こすと、オゾン、PANなど酸化性の強い二次汚染物質が生成します。環境基準では、オゾンなど中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離させる酸化性物質を光化学オキシダントとして扱います。

濃度が高くなると白いもや状の光化学スモッグを生じ、眼・咽頭刺激、咳、息苦しさなどを来します。PM2.5は粒径による粒子状物質の区分であり、光化学オキシダントそのものではありません。有機物の不完全燃焼で代表的に生じるのは一酸化炭素などです。

選択肢の確認

a.光化学スモッグの原因となる。
正しい。
オゾンなどが高濃度になると光化学スモッグを形成します。

b.二次汚染物質としてPM2.5がある。
誤り。
PM2.5は微小粒子状物質の区分で、光化学オキシダントを構成する物質ではありません。

c.有機物の不完全燃焼によって生じる。
誤り。
不完全燃焼で生じる代表は一酸化炭素で、光化学オキシダントは大気中の光化学反応で生じます。

d.一次汚染物質として窒素酸化物がある。
正しい。
NOxは光化学反応の出発物質となる一次汚染物質です。

e.紫外線によって二次汚染物質が生じる。
正しい。
太陽紫外線によりNOxとVOCが反応し、オゾンなどが生成します。

覚えるポイント

  • 前駆物質はNOxとVOCです。
  • 太陽紫外線による二次生成が本質です。
  • 高濃度では光化学スモッグと眼・気道刺激を生じます。

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