114D044|第114回 歯科医師国家試験 過去問
全部床義歯の間接法によるリラインに適した印象材はどれか。2つ選べ。
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正解: a・c または a・d または c・d
正答
a、c 又は a、d 又は c、d
この問題のポイント
全部床義歯の間接リラインでは、旧義歯を個人トレーとして機能印象を採得します。印象用ワックス、ダイナミック印象材、付加型シリコーンゴム印象材が使用可能です。
解説
間接法リラインでは、義歯床粘膜面を削除して辺縁を調整し、旧義歯をトレーとして顎堤粘膜の形態を印象採得します。その後、義歯を模型上へ戻し、技工操作で床用材料を置換・追加します。印象材には、粘膜面の形態を精密に記録し、操作中に義歯の咬合関係を乱しにくい材料を選びます。
印象用ワックスは流動性を利用した修正印象に、ダイナミック印象材は一定期間の機能運動下での形態記録に、付加型シリコーンゴム印象材は弾性と寸法安定性を生かした印象に使用できます。アルジネートは寸法安定性が低く、インプレッションコンパウンドは粘膜へ圧を加えやすいため、この用途の適切な組合せから外れます。
公式の取扱い
厚生労働省は、適切な材料が3種類あるため、a・c、a・d、c・dの3通りの組合せをいずれも正解として採点しています。
選択肢の確認
a.印象用ワックス
正しい。
加温時の流動性を利用して、義歯床下粘膜の修正印象に使用できます。
b.アルジネート印象材
誤り。
離液・吸水による寸法変化が大きく、間接リラインの義歯内印象には適しません。
c.ダイナミック印象材
正しい。
機能運動下で粘膜の形態を記録し、間接リラインへ移行できます。
d.付加型シリコーンゴム印象材
正しい。
弾性回復と寸法安定性に優れ、義歯をトレーとする精密印象に用いられます。
e.インプレッションコンパウンド
誤り。
熱可塑性で粘度が高く、床下粘膜を圧迫しやすいため本用途の選択には含めません。
覚えるポイント
- 間接リラインでは旧義歯を個人トレーとして使います。
- 適切なのは印象用ワックス、ダイナミック印象材、付加型シリコーンです。
- 本問は公式に3通りの組合せが正答です。
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