114D066|第114回 歯科医師国家試験 過去問
【公式正答欄空欄・採点対象外】 インプラントの上部構造製作のための作業用模型の写真(別冊No. 22A、B)を別に示す。 Aと比較したBの特徴はどれか。3つ選べ。

解答・解説を見る
この問題は公式の採点上、採点対象外です。
正答
正答確定不能(採点対象外)
公式の取扱い
厚生労働省は本問を採点対象から除外し、理由を「設問の状況設定が不十分で正解が得られないため。」と公表しています。公式正答欄は空欄であり、3つの選択肢を確定しません。
確定不能の理由
写真Aはインプラントアナログの接合部が模型歯肉付近に見える作業用模型、Bは円錐状のアバットメントが模型上へ突出した状態を示します。しかし、この差だけから、製作予定の上部構造がセメント固定式かスクリュー固定式か、アバットメントが既製かカスタムか、アクセスホールや着脱機構がどう設計されるかは決まりません。
審美性、歯肉形態の修正、セメントの要否、メインテナンス性、インプラント間の非平行性への対応は、いずれも最終的な固定様式・アバットメント形態・上部構造設計に左右されます。模型写真だけでBの特徴を3つに限定する状況設定が不足しています。
画像の確認
実画像では、Aで2本の接合部が人工歯肉とほぼ同じ高さにあり、Bでは金属製の円錐状アバットメント様構造が人工歯肉上へ突出しています。両者とも上部構造は装着されておらず、咬合面側のスクリュー孔、セメント層、着脱機構を確認できないため、維持様式を断定できません。
学習上の整理
a.審美性に優れる。
スクリューアクセス孔が不要な設計では審美上有利ですが、Bがその設計だと写真だけでは確定できません。
b.歯肉形態を修正しやすい。
アバットメントと上部構造の設計次第でエマージェンスプロファイルを調整できますが、模型の差だけの固有特性ではありません。
c.装着にセメントが不要である。
スクリュー固定式なら不要ですが、Bがセメント固定式なら必要であり、設問から判別できません。
d.メインテナンスが容易である。
可撤性の高いスクリュー固定式は有利ですが、最終上部構造の固定様式が示されていません。
e.インプラント体間の平行性を問わない。
角度補正可能なアバットメントなどで対応できますが、補正機構や挿入路の情報がありません。
覚えるポイント
- 本問は公式に採点対象外です。
- 上部構造の特徴は模型だけでなく固定様式・アバットメント設計で決まります。
- セメント固定式とスクリュー固定式の長所・短所を条件付きで比較します。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
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