114D067|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

3歳児の口腔内の診察で評価できるのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: b・c・d

正答

b、c、d

この問題のポイント

3歳は乳歯列が完成する時期であり、乳歯列の霊長空隙、前歯のオーバージェット、第二乳臼歯遠心面のターミナルプレーンを評価できます。

解説

乳歯列期には、将来の永久歯配列に関係する歯列空隙と咬合関係を観察します。霊長空隙は上顎乳犬歯の近心、下顎乳犬歯の遠心にみられる特徴的な空隙です。オーバージェットは上下前歯切縁の水平的被蓋で、乳歯列でも測定できます。ターミナルプレーンは上下顎第二乳臼歯遠心面の前後関係で、永久第一大臼歯の咬合関係を予測する参考になります。

顎間空隙は無歯期の乳児で上下顎堤間にみられる空隙として評価する項目で、乳歯列完成後の3歳児には適しません。リーウェイスペースは乳犬歯・乳臼歯の歯冠幅径合計と後継永久犬歯・小臼歯の合計との差で、永久歯幅径の情報が必要な混合歯列期の概念です。

選択肢の確認

a.顎間空隙
誤り。
主に無歯期乳児の上下顎堤関係でみられ、乳歯列完成後の評価項目ではありません。

b.霊長空隙
正しい。
乳犬歯周囲にみられる特徴的空隙を口腔内で確認できます。

c.オーバージェット
正しい。
乳前歯の水平的被蓋として口腔内で測定できます。

d.ターミナルプレーン
正しい。
上下顎第二乳臼歯遠心面の位置関係を乳歯列期に評価できます。

e.リーウェイスペース
誤り。
乳犬歯・乳臼歯と後継永久歯の幅径差であり、3歳児の口腔内診察だけでは評価できません。

覚えるポイント

  • 乳歯列では霊長空隙・前歯被蓋・ターミナルプレーンを確認します。
  • ターミナルプレーンは第一大臼歯咬合の予測に役立ちます。
  • リーウェイスペースは乳歯と後継永久歯の幅径差です。

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