115B001|第115回 歯科医師国家試験 過去問
地域保健法で定められている市町村保健センターの業務はどれか。 1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
市町村保健センターと保健所の役割を区別します。市町村保健センターは、地域住民に身近な健康相談、保健指導、健康診査などを行う施設です。
解説
地域保健法では、市町村保健センターを、住民に対して健康相談、保健指導、健康診査その他の地域保健に必要な事業を行う施設として位置づけています。
したがって、住民から寄せられる健康上の相談に対応することは、市町村保健センターの代表的な業務です。母子保健、生活習慣病予防、高齢者保健などについて、保健師、歯科衛生士、管理栄養士などが相談や指導を行います。
一方、保健所は都道府県、指定都市、中核市などが設置し、広域的・専門的・技術的な地域保健業務を担います。感染症対策、食品衛生、環境衛生などは保健所の代表的な業務です。
ひっかけポイント
市町村保健センターは住民に身近な対人保健サービス、保健所は広域的・専門的な公衆衛生行政と整理します。
選択肢の確認
a.要介護の認定
誤り。
要介護認定は介護保険法に基づき、市町村が認定調査と主治医意見書をもとに、介護認定審査会の審査判定を経て行います。市町村保健センター固有の業務ではありません。
b.在宅医療の実施
誤り。
在宅医療は医療機関や訪問看護事業所などが患者の居宅で提供する医療です。市町村保健センターは健康相談や保健指導を行いますが、在宅医療そのものを実施する医療機関ではありません。
c.市町村健康増進計画の策定
誤り。
市町村健康増進計画は健康増進法に基づき、市町村が行政計画として策定します。市町村保健センターが事業の実施拠点となることはありますが、地域保健法で定める保健センターの業務そのものを問う本問の正答ではありません。
d.住民からの健康相談への対応
正しい。
市町村保健センターは、住民に対する健康相談、保健指導、健康診査などを行う身近な地域保健施設です。
e.食品衛生についての飲食店への指導
誤り。
飲食店への食品衛生上の監視・指導は、主に保健所が食品衛生法に基づいて行います。市町村保健センターの代表的業務ではありません。
覚えるポイント
- 市町村保健センターは、住民への健康相談・保健指導・健康診査を行います。
- 保健所は、感染症、食品衛生、環境衛生などの広域的・専門的業務を担います。
- 要介護認定は介護保険制度、市町村健康増進計画は健康増進法に関係します。