115B010|第115回 歯科医師国家試験 過去問
ある検査の質問項目を図に示す各質問であてはまる点数を記入してください。 1飲み込みの問題が原因で体重が減少した2飲み込みの問題が外食に行くための障害になっている下記5段階で評価4ひどく問題0問題なしこの検査はどれか。 1つ選べ。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
質問内容と採点法から、嚥下障害の自覚症状を評価するEAT-10を識別します。
解説
EAT-10は、Eating Assessment Tool-10の略で、嚥下に関する自覚的な困りごとを評価する10項目の質問票です。
各項目を、問題なしの0点から、ひどく問題がある4点までの5段階で評価します。質問には、嚥下障害による体重減少、外食への支障、固形物・液体・錠剤の飲み込み、嚥下時痛、咳、食事のストレスなどが含まれます。
合計点が高いほど、嚥下障害の可能性や主観的負担が大きいことを示します。一般に合計3点以上は、嚥下機能の詳しい評価を検討する目安となります。
画像の確認
実画像では、「飲み込みの問題が原因で体重が減少した」「外食に行くための障害になっている」などの質問を、0(問題なし)から4(ひどく問題)までの5段階で評価する票が示されている。この設問内容と採点形式はEAT-10の特徴に一致するため、dが正答となる。
選択肢の確認
a.MMSE
誤り。
MMSEはMini-Mental State Examinationの略で、見当識、記憶、注意、計算、言語などを評価する認知機能検査です。嚥下障害の質問票ではありません。
b.HDS-R
誤り。
HDS-Rは改訂長谷川式簡易知能評価スケールで、認知機能を評価します。飲み込みに関する10項目を0〜4点で評価する検査ではありません。
c.GOHAI
誤り。
GOHAIは高齢者を中心とした口腔関連QOLを評価する質問票です。咀嚼、会話、疼痛、心理・社会面などを広く評価しますが、設問の嚥下特異的10項目とは異なります。
d.EAT-10
正しい。
嚥下障害に関する10項目を、各0〜4点で自己評価する質問票です。設問に示された体重減少と外食への支障は代表的な質問項目です。
e.フードテスト
誤り。
フードテストは、一定の食品を用いて咀嚼能力や食塊形成などを評価する検査です。嚥下の主観症状を10項目の質問票で点数化するものではありません。
覚えるポイント
- EAT-10は、嚥下障害の自覚症状を10項目で評価します。
- 各項目は0〜4点で、合計点が高いほど問題が大きいと判断します。
- MMSEとHDS-Rは認知機能、GOHAIは口腔関連QOLの評価です。