115C007|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
口蓋の正中が癒合する時期はどれか。 1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
二次口蓋を形成する左右の口蓋突起は、胎生7週ころから挙上して接近し、胎生10週ころに正中で癒合します。
解説
口蓋は、一次口蓋と二次口蓋から形成されます。
- 一次口蓋:内側鼻隆起由来で、切歯孔より前方を形成する
- 二次口蓋:左右の上顎隆起から伸びる口蓋突起によって形成される
左右の口蓋突起は、初めは舌の両側に垂直方向へ伸びています。その後、下顎と舌の位置変化に伴って水平位へ挙上し、正中で接触します。接触後は上皮性縫合部が消失し、左右の突起が癒合します。この過程はおおむね胎生10週ころに進みます。
口蓋突起同士、一次口蓋、鼻中隔との癒合が障害されると、口蓋裂が生じます。
選択肢の確認
a.胎生 2週ころ
誤り。
胎生2週は二層性胚盤が形成される時期であり、顔面隆起や口蓋突起の癒合よりはるかに早い時期です。
b.胎生 4週ころ
誤り。
胎生4週ころには咽頭弓や顔面隆起の形成が始まりますが、左右の口蓋突起が正中で癒合する時期ではありません。
c.胎生10 週ころ
正しい。
左右の口蓋突起が挙上・接近して正中で癒合し、二次口蓋が形成される時期に相当します。
d.胎生15 週ころ
誤り。
口蓋の基本的な癒合はそれより前に進みます。胎生15週は正中癒合の開始時期としては遅すぎます。
e.胎生25 週ころ
誤り。
胎生25週には口蓋形成はすでに終了しています。正中癒合時期としては大幅に遅い値です。
覚えるポイント
- 二次口蓋は左右の口蓋突起から形成されます。
- 口蓋の正中癒合はおおむね胎生10週ころです。
- 癒合障害によって口蓋裂が生じます。