115D042第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

下顎部分床義歯の製作過程の写真 (別冊No. 9A と試適時の口腔内写真 (別冊No. 9B を別に示す。 矢印で示す部位の作用はどれか。 2つ選べ。

115D042の問題画像
2つ選択
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正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

部分床義歯の支台装置では、矢印部がどの面へ接触し、どの方向の力を制御するかを読みます。提示部位は隣接面板とガイドプレーンの接触部で、把持と着脱方向の規制に働きます。

解説

写真Aでは下顎部分床義歯の金属フレームが示され、矢印は支台歯隣接面に接する板状の構成要素を指しています。写真Bでは、この部位が支台歯のガイドプレーンへ接して装着されていることが確認できます。

隣接面板がガイドプレーンと接触すると、水平方向の力に抵抗して義歯の動揺を抑える把持が得られます。また、平行に形成された面に沿って義歯が動くため、装着・撤去時の着脱方向を規制します。

垂直的な沈下を防ぐ主な構成要素はレストです。床縁封鎖は義歯床辺縁と周囲可動粘膜の関係によって得られ、フレームの破折防止は連結子の形態・厚さなどに関係します。

画像の確認

実画像では、部分床義歯フレームの支台歯隣接面に接する板状部を矢印が示し、装着像でも同部が歯面に沿って接触している。この隣接面板とガイドプレーンの面接触は水平的動揺を抑え着脱経路を規制するため、正答c、eを支える。

選択肢の確認

a.床縁の封鎖
誤り。
床縁封鎖は義歯床辺縁と口腔前庭・舌側組織との適切な接触で得られます。矢印の金属製隣接面板の作用ではありません。

b.沈下の防止
誤り。
垂直的支持による沈下防止は主にレストと顎堤粘膜が担います。矢印部の中心作用は水平的安定と誘導です。

c.動揺の抑制
正しい。
隣接面板がガイドプレーンへ接触し、水平方向の変位に抵抗して義歯の動揺を抑えます。

d.破折の防止
誤り。
破折防止にはフレームの材料、断面形態、厚さ、応力集中の回避が関係します。矢印部の固有の作用ではありません。

e.着脱方向の規制
正しい。
ガイドプレーンとの面接触によって義歯が一定の経路に沿って動き、着脱方向が規制されます。

覚えるポイント

  • 隣接面板とガイドプレーンは把持と着脱方向の規制に働きます。
  • レストは支持を担い、義歯の沈下を防ぎます。
  • 形だけでなく、支台歯のどの面と接触するかを確認します。

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