116A012|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
象牙質知覚過敏症の好発部位はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
象牙細管が口腔内へ開放され、外来刺激が歯髄へ伝わりやすい部位を選びます。
解説
象牙質知覚過敏症は、露出した象牙質に冷気、冷水、擦過などの刺激が加わったときに一過性の鋭い痛みを生じる状態です。歯肉退縮、くさび状欠損、酸蝕、過度のブラッシングなどにより、歯頸部や露出根面で象牙細管が開口すると生じやすくなります。
痛みは刺激を除くと速やかに消失するのが典型です。持続痛や自発痛があれば歯髄炎などを鑑別します。
ひっかけポイント
「象牙質が露出しやすい場所」を考えると、歯頸部と根面に絞れます。
選択肢の確認
a.咬頭頂
誤り。
咬頭頂は咬耗で象牙質が露出することがありますが、象牙質知覚過敏症の代表的な好発部位ではありません。
b.歯頸部
正しい。
歯頸部は歯肉退縮やくさび状欠損によって象牙質が露出しやすく、好発部位です。
c.隣接面
誤り。
隣接面はう蝕の好発部位ですが、知覚過敏症の典型的な好発部位とはいえません。
d.小窩裂溝
誤り。
小窩裂溝はう蝕の好発部位です。通常はエナメル質で覆われ、知覚過敏症の代表部位ではありません。
e.露出根面
正しい。
露出根面ではセメント質が失われると象牙細管が開口し、知覚過敏を生じやすくなります。
覚えるポイント
- 好発部位は歯頸部と露出根面です。
- 刺激で一過性の鋭い痛みを生じます。
- 自発痛や持続痛があれば歯髄疾患を鑑別します。