116A019第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

心停止に含まれるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

心停止は脈拍を触知できない致死性リズムを含みます。心電図波形があっても有効な循環がなければ心停止です。

解説

心停止でみられる代表的な4つのリズムは、心室細動、無脈性心室頻拍、無脈性電気活動、心静止です。無脈性心室頻拍では心室が高速で収縮していても、有効な拍出がなく脈拍を触知できません。

心室細動と無脈性心室頻拍はAEDまたは除細動器による電気ショックの適応となるショック適応波形です。

救急対応のポイント
反応がなく、正常な呼吸がなく、脈拍を確実に触れない場合は、原因検索より先に胸骨圧迫とAEDを開始します。

選択肢の確認

a.心房細動
誤り。
心房細動は不整脈ですが、通常は心室からの拍出と脈拍があります。単独で心停止リズムには含まれません。

b.洞不全症候群
誤り。
洞不全症候群は徐脈や洞停止を生じますが、病名そのものが直ちに心停止を意味するわけではありません。

c.QT 延長症候群
誤り。
QT延長症候群は致死性心室性不整脈の危険因子ですが、QT延長そのものは心停止リズムではありません。

d.無脈性心室頻拍
正しい。
無脈性心室頻拍は有効な循環を伴わないため心停止に含まれ、電気ショックの適応です。

e.完全房室ブロック
誤り。
完全房室ブロックは高度徐脈を起こしますが、脈拍が保たれている場合は心停止ではありません。悪化すれば循環停止へ移行し得ます。

覚えるポイント

  • 心停止の4波形はVF、無脈性VT、PEA、心静止です。
  • VFと無脈性VTはショック適応です。
  • 心停止を疑ったら胸骨圧迫とAEDを優先します。

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