116A020|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
切削・研削工具の材質で硬さが最も小さいのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
切削・研削材の性能は対象材料より十分に硬いことが必要です。選択肢を相対的な硬さで比較します。
解説
スチールは鉄を主体とする合金で、歯科用切削工具にも用いられますが、ダイヤモンド、炭化ケイ素、アルミナ、タングステンカーバイドと比較すると硬さが小さい材料です。
ダイヤモンドは非常に硬く、研削材としてエナメル質やセラミックスの切削に用いられます。タングステンカーバイドは高硬度で切れ味に優れます。カーボランダムは炭化ケイ素、アルミナは酸化アルミニウムです。
ひっかけポイント
「硬さ」は圧痕や引っかきに対する抵抗であり、強度や靱性と同じ意味ではありません。
選択肢の確認
a.アルミナ
誤り。
アルミナは酸化アルミニウムからなる高硬度の研削材で、スチールより硬い材料です。
b.スチール
正しい。
スチールは他の選択肢の超硬材料・研削材と比べて硬さが最も小さい材料です。
c.ダイヤモンド
誤り。
ダイヤモンドは極めて硬く、選択肢中で最も軟らかい材料ではありません。
d.カーボランダム
誤り。
カーボランダムは炭化ケイ素で、高硬度の研削材です。
e.タングステンカーバイド
誤り。
タングステンカーバイドは高硬度で耐摩耗性に優れ、切削用バーに用いられます。
覚えるポイント
- 選択肢中で最も硬さが小さいのはスチールです。
- ダイヤモンド、アルミナ、炭化ケイ素は代表的研削材です。
- 硬さ、強度、弾性率、靱性を区別します。