116B019第116回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

血栓形成の原因はどれか。1 つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

血栓形成の三要因であるVirchowの三徴を確認します。

解説

血栓形成を促進する三大要因は、血管内皮障害、血流の異常、血液凝固能亢進です。血管内皮が傷害されると、内皮下組織や組織因子が露出し、血小板の粘着・活性化と凝固反応が進みます。

選択肢の確認

a.線溶の亢進
誤り。
線溶の亢進は形成されたフィブリンを分解する方向に働き、血栓形成を抑制します。

b.血小板数の減少
誤り。
血小板数の減少は一次止血を障害し、一般に出血傾向を生じます。

c.血液粘稠度の低下
誤り。
血液粘稠度の低下は血流停滞を起こしにくく、血栓形成を促す方向ではありません。

d.血液凝固因子の減少
誤り。
血液凝固因子の減少は凝固反応を低下させ、出血傾向につながります。

e.血管内皮細胞の傷害
正しい。
血管内皮細胞の傷害は血小板粘着と凝固反応を誘導し、血栓形成の主要因となります。

覚えるポイント

  • Virchowの三徴は内皮障害、血流異常、凝固能亢進。
  • 血小板減少・凝固因子減少・線溶亢進は出血側に働く。
  • 深部静脈血栓では血流停滞が重要。

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