116C002|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
脂肪を乳化するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
脂肪消化では、物理的な乳化と化学的な加水分解を区別することが重要です。
解説
胆汁酸は両親媒性をもち、大きな脂肪滴を細かな脂肪滴へ分散させます。これが乳化です。乳化によって脂肪と水相の接触面積が増え、膵リパーゼが作用しやすくなります。
一方、リパーゼは脂肪を脂肪酸とモノアシルグリセロールなどへ加水分解する酵素です。乳化そのものを担う物質ではありません。
選択肢の確認
a.胆汁酸
正しい。胆汁酸は両親媒性により脂肪滴を微細化し、水中に分散させて乳化します。
b.ペプシン
誤り。ペプシンは胃内でタンパク質を分解する消化酵素です。脂肪の乳化には関与しません。
c.リパーゼ
誤り。リパーゼは乳化後の脂肪を加水分解します。乳化と消化酵素作用を混同しないことが重要です。
d.アミラーゼ
誤り。アミラーゼはデンプンなどの糖質を分解する酵素です。
e.ビリルビン
誤り。ビリルビンはヘム代謝産物であり、胆汁中に排泄されますが脂肪乳化の主体ではありません。
覚えるポイント
- 胆汁酸は脂肪を乳化する。
- リパーゼは乳化された脂肪を加水分解する。
- 乳化は表面積を増やして脂肪消化を助ける。