116C018|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
歯科用コーンビームCT の適応となるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
歯科用CBCTは、顎骨、歯、埋伏歯、根管、顎骨内病変の三次元評価に適します。
解説
歯科用CBCTは硬組織の空間分解能が高く、含歯性囊胞の範囲、埋伏歯との関係、皮質骨の膨隆・菲薄化、下顎管や上顎洞との位置関係を三次元的に把握できます。
一方、舌癌や類皮囊胞など軟組織病変の性状・進展評価にはMRIや造影CTが適し、炎症性軟組織病変でも造影CTや超音波が有用です。
選択肢の確認
a.舌 癌
誤り。舌癌の局所進展評価には軟組織コントラストに優れるMRIや造影CTが適します。
b.耳下腺炎
誤り。耳下腺炎は超音波や造影CTなどで腺実質と周囲軟組織を評価します。
c.類皮囊胞
誤り。類皮囊胞の内部性状や軟組織との関係にはMRIが有用です。
d.含歯性囊胞
正しい。含歯性囊胞は顎骨内病変であり、歯冠との関係や骨内進展の三次元評価にCBCTが適します。
e.扁桃周囲膿瘍
誤り。扁桃周囲膿瘍は深頸部感染の広がりを含めて造影CTで評価します。
覚えるポイント
- CBCTは歯・顎骨など硬組織に強い。
- 軟組織腫瘍はMRIや造影CTを選ぶ。
- 検査は病変の組織性状と知りたい情報で選択する。