116C043|第116回 歯科医師国家試験 過去問
上顎左側中切歯抜去後にブリッジによる補綴処置を行った。支台歯形成後の口腔 内写真(別冊No. 15A)、ブリッジ仮着中に患者が行っている清掃時の写真(別冊 No. 15B)、2 週後に口腔内から外したブリッジの基底面にプラーク染め出し材を 塗布した写真(別冊No. 15C)及び水洗後の基底面の写真(別冊No. 15D)を別に示 す。 今後、ブリッジの管理に適切な指導内容はどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
ブリッジのポンティック基底面は歯ブラシだけでは清掃しにくいため、フロスを通して清掃効果を確認します。
解説
写真では患者がポンティック下へフロスを通して清掃しています。プラーク染め出し後の基底面で、フロスが接触した部分のプラークが除去されていることから、現在の方法が有効と判断できます。
清掃用具は太すぎると歯肉を損傷し、細すぎると清掃効果が不十分になります。患者が実施でき、プラーク除去が確認できる方法を継続することが重要です。
画像の確認
実画像では、患者がブリッジのポンティック下へ帯状の清掃材を通して基底面を擦っている。撤去したブリッジは染め出し材塗布後に水洗すると基底面の着色がごくわずかしか残らず、現在の方法でプラークが概ね除去できていることが分かるため、同じ清掃の継続を指導する。
選択肢の確認
a.「洗口のみで大丈夫です」
誤り。「洗口のみで大丈夫です」ではポンティック基底面の機械的プラーク除去ができません。
b.「太めの歯間ブラシを使ってください」
誤り。「太めの歯間ブラシを使ってください」は歯肉損傷や装置への過大な力につながる可能性があり、現在有効な方法を変更する根拠がありません。
c.「これまでと同じ清掃を継続してください」
正しい。「これまでと同じ清掃を継続してください」は、染め出しで清掃効果が確認された本症例に適切です。
d.「通常の歯ブラシのみで清掃してください」
誤り。「通常の歯ブラシのみで清掃してください」ではポンティック下へ毛先が届きません。
e.「定期的に受診した際に、外して清掃しましょう」
誤り。「定期的に受診した際に、外して清掃しましょう」は固定性ブリッジの管理として不適切で、日常的なセルフケアが必要です。
覚えるポイント
- ポンティック下はスーパーフロスなどで清掃する。
- 染め出しで清掃効果を客観的に評価する。
- 固定性ブリッジは毎日のセルフケアと定期管理が必要。