116C051|第116回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科法規・医療制度
エッジワイズ法による治療の最終段階で用いるワイヤーに適した材質はどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
エッジワイズ法の最終段階では、歯根位置と咬合を精密に仕上げるため、剛性が高く形態を保持しやすいワイヤーを用います。
解説
ステンレス鋼は弾性率が高く、摩擦が小さく、矩形ワイヤーでトルクや歯根位置を精密に調整できます。コバルトクロム合金も熱処理によって適切な機械的性質を得られ、ループや仕上げ用ワイヤーとして利用できます。
ニッケルチタン合金は超弾性と形状記憶に優れ、初期レベリングに適しますが、最終的な細かな曲げ調整には不向きです。
選択肢の確認
a.ステンレス鋼
正しい。ステンレス鋼は高い剛性と成形性をもち、最終段階のトルク・咬合調整に適します。
b.金銀パラジウム合金
誤り。金銀パラジウム合金は歯冠修復用合金で、矯正用アーチワイヤーには用いません。
c.コバルトクロム合金
正しい。コバルトクロム合金は成形後の熱処理が可能で、仕上げ用ワイヤーに使用できます。
d.ニッケルチタン合金
誤り。ニッケルチタン合金は初期のレベリング・アライメントに適します。
e.チタンモリブデン合金
誤り。チタンモリブデン合金は中等度の剛性と良好な成形性をもちますが、本問で最終段階に適した代表材料として選ぶのはステンレス鋼とコバルトクロム合金です。
覚えるポイント
- 初期は超弾性Ni-Ti、仕上げは剛性の高いワイヤー。
- ステンレス鋼はトルクと咬合の精密調整に適する。
- コバルトクロム合金は熱処理で性質を調整できる。