116D059|第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

下顎全部床義歯の安定を図るためのピエゾグラフィーと同じ概念の術式はどれ か。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

全部床義歯の安定には、舌・頰・口唇の筋圧が均衡するニュートラルゾーンへ人工歯と研磨面を配置します。

解説

ピエゾグラフィーは発音や機能運動を利用してデンチャースペースを記録し、筋圧平衡帯を決定する方法です。同じ概念に基づくのがフレンジテクニックとニュートラルゾーンテクニックです。

顎堤吸収が高度な下顎無歯顎では、床面積だけに頼らず、周囲筋が義歯を安定させる方向に働く形態をつくることが重要です。

選択肢の確認

a.ダイナミック印象
誤り。ダイナミック印象は機能時の粘膜形態を記録する印象法で、筋圧平衡帯の記録そのものではありません。

b.パラトグラム検査
誤り。パラトグラム検査は発音時の舌と口蓋の接触部位を評価します。

c.フレンジテクニック
正しい。フレンジテクニックは筋機能で義歯研磨面・デンチャースペースを形成する方法です。

d.オルタードキャスト法
誤り。オルタードキャスト法は遊離端部分床義歯で機能時の顎堤粘膜を模型へ反映する方法です。

e.ニュートラルゾーンテクニック
正しい。ニュートラルゾーンテクニックは舌圧と頰・口唇圧が均衡する領域へ義歯を配置します。

覚えるポイント

  • ピエゾグラフィーは筋圧平衡帯を記録します。
  • フレンジテクニックとニュートラルゾーンは同じ概念です。
  • 高度顎堤吸収では研磨面形態が安定に重要です。

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