117A022|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
スパイロメトリによる換気機能診断図を示す。 加齢や進行に伴い慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉が閉塞性換気障害から混合性換気障 害へ移行しているのを示すのはどれか。1 つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
換気障害は、1秒率と**%肺活量**の組合せで、正常、閉塞性、拘束性、混合性に分類します。
解説
閉塞性換気障害では、気道が狭くなり呼気を速く吐き出せないため1秒率が低下しますが、初期には%肺活量が比較的保たれます。COPDが進行すると肺活量も低下し、1秒率と%肺活量の両方が低い混合性換気障害へ移行することがあります。
一般的な換気機能診断図では、閉塞性が(ウ)、混合性が(エ)に配置されるため、移行は**(ウ)→(エ)**です。
画像の確認
実画像では、縦軸が1秒率で70%、横軸が%肺活量で80%を境界とし、右下が(ウ)、左下が(エ)と表示されている。閉塞性の(ウ)から、1秒率と%肺活量の双方が低い混合性の(エ)への移行なので、(ウ)→(エ)の正答eとなる。
選択肢の確認
a.(ア)→(エ)
誤り。
(ア)から(エ)への移行は、閉塞性から混合性という本問の経過を示しません。
b.(イ)→(ア)
誤り。
(イ)から(ア)への移行は、COPDの閉塞性障害が進行する流れではありません。
c.(イ)→(ウ)
誤り。
(イ)から(ウ)への移行は閉塞性領域へ入る変化を示す可能性がありますが、閉塞性から混合性への移行ではありません。
d.(イ)→(エ)
誤り。
(イ)から(エ)は正常または別の領域から混合性への移行であり、設問の始点である閉塞性障害と一致しません。
e.(ウ)→(エ)
正しい。
(ウ)は閉塞性換気障害、(エ)は1秒率と%肺活量の双方が低下した混合性換気障害を示します。
覚えるポイント
- 閉塞性:1秒率低下。
- 拘束性:%肺活量低下。
- 混合性:1秒率と%肺活量の両方が低下。