117A052|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
舌乳頭萎縮の原因となるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・d
正答
a、d
この問題のポイント
舌乳頭萎縮は、造血・栄養障害や慢性的な口腔乾燥などで生じ、舌背が平滑・発赤することがあります。
解説
悪性貧血ではビタミンB12欠乏により巨赤芽球性貧血が起こり、Hunter舌炎として舌乳頭萎縮、平滑舌、灼熱感などがみられます。
口腔乾燥症では唾液による潤滑・自浄・粘膜保護が低下し、慢性炎症や萎縮性変化、口腔カンジダ症を介して舌乳頭萎縮が生じることがあります。
選択肢の確認
a.悪性貧血
正しい。
悪性貧血ではビタミンB12欠乏によりHunter舌炎を生じ、舌乳頭萎縮と平滑舌がみられます。
b.Addison 病
誤り。
Addison病の口腔所見は粘膜の褐色色素沈着が代表で、舌乳頭萎縮ではありません。
c.クレチン病
誤り。
クレチン病〈先天性甲状腺機能低下症〉では成長発育遅延や巨舌などが問題となり、舌乳頭萎縮が代表所見ではありません。
d.口腔乾燥症
正しい。
口腔乾燥により粘膜保護と自浄作用が低下し、舌乳頭萎縮を生じることがあります。
e.Basedow 病
誤り。
Basedow病では甲状腺機能亢進症状が中心で、舌乳頭萎縮は代表的口腔所見ではありません。
覚えるポイント
- 悪性貧血:Hunter舌炎、平滑舌。
- Addison病:口腔粘膜の色素沈着。
- 口腔乾燥は粘膜萎縮とカンジダ症のリスクです。