117A053第117回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

58 歳の女性。下顎左側第二大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。従来型グラ スアイオノマーセメントと光重合型バーニッシュを用いて修復を行うこととした。 初診時と修復後の口腔内写真(別冊No. 19A)と修復過程の写真(別冊No. 19B)を別 に示す。 修復操作の順序で正しいのはどれか。1 つ選べ。

117A053の問題画像
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正解: d

正答

d

この問題のポイント

従来型グラスアイオノマーセメント修復では、歯面処理、充塡・賦形、初期硬化後の表面保護を正しい順序で行います。

解説

一般的な流れは、窩洞のコンディショニングと水洗・乾燥、セメントの練和・充塡、マトリックスなどによる賦形、初期硬化後の余剰除去・形態修正、表面へのバーニッシュ塗布・光重合です。

従来型グラスアイオノマーセメントは硬化初期に水分の影響を受けやすく、乾燥にも弱いため、光重合型バーニッシュで早期に表面を被覆します。正答の写真順はエ→ア→オ→イ→ウです。

画像の確認

実画像では、エが緑色アプリケータによる歯面処理、アがセメント填入、オが器具による賦形、イが黄色アプリケータによるバーニッシュ塗布、ウが光照射を示す。各写真の操作内容を材料使用順に並べるとエ→ア→オ→イ→ウとなり、正答dに一致する。

選択肢の確認

a.ア→エ→ウ→イ→オ
順序が誤りです。
ア→エ→ウ→イ→オは、歯面処理・充塡・表面保護の順序が一致しません。

b.ア→オ→エ→イ→ウ
順序が誤りです。
ア→オ→エ→イ→ウは、初期操作の順番が正しくありません。

c.エ→イ→ウ→ア→オ
順序が誤りです。
エ→イ→ウ→ア→オは、充塡後の仕上げと表面保護の位置が不適切です。

d.エ→ア→オ→イ→ウ
正答。順序が正しいです。
エ→ア→オ→イ→ウが、提示された修復操作の正しい順序です。

e.エ→ウ→ア→オ→イ
順序が誤りです。
エ→ウ→ア→オ→イは、表面保護などの操作が早すぎる順序です。

覚えるポイント

  • 従来型GICは硬化初期の感水性と乾燥に注意します。
  • 歯面処理後に充塡・賦形し、初期硬化後に表面を保護します。
  • バーニッシュは水分出入りを抑え、表面性状を守ります。

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