117B027|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
上顎の部分歯列欠損症例に対する義歯製作過程の写真(別冊No. 6A)と口腔内写 真(別冊No. 6B)を別に示す。クラスプは基礎床に常温重合レジンで固定している。 AからBの操作で確認するのはどれか。3 つ選べ。

3つ選択
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正解: b・d・e
正答
b、d、e
この問題のポイント
部分床義歯の試適では、咬合、義歯床外形、支台装置の適合を口腔内で確認します。
解説
クラスプを基礎床に仮固定した試適用義歯を口腔内へ装着すると、設計した支台装置が支台歯へ正しく適合するか、義歯床縁が過長・短小でないか、咬合床や人工歯による咬合関係が適切かを確認できます。
一方、咬合力や咀嚼能力は、完成義歯を機能させた後に専用の検査で評価する項目です。
画像の確認
実画像では、人工歯・口蓋床・複数の金属クラスプを備えた試適用部分床義歯が模型上と口腔内の両方で示されている。この段階なら対合歯との咬合関係、床縁と欠損部を含む義歯床外形、各クラスプの支台歯への着座を直接確認できるため、正答b・d・eとなる。
選択肢の確認
a.咬合力
誤り。
咬合力は咬合力測定装置などで定量的に評価する項目で、試適操作だけでは確認できません。
b.咬合関係
正しい。
試適時に上下顎の咬合接触や顎間関係を確認します。
c.咀嚼能力
誤り。
咀嚼能力は完成義歯装着後に実際の咀嚼機能を検査して評価します。
d.義歯床の外形
正しい。
義歯床縁の長さや形態、小帯との関係など、義歯床の外形を確認します。
e.支台装置の適合性
正しい。
クラスプやレストなどの支台装置が支台歯に適合し、無理なく着脱できるかを確認します。
覚えるポイント
- 試適では咬合、床外形、支台装置の適合を確認する。
- 咬合力や咀嚼能力は機能検査で評価する。
- クラスプの過度な圧迫や浮き上がりを確認する。