117B070|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
歯科健康診査において、1 日10 本の喫煙習慣を認める妊娠初期の患者への説明 で適切なのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・d・e
正答
a、d、e
この問題のポイント
妊娠中の喫煙は、母体の口腔だけでなく、胎児・胎盤にも影響するため、妊娠期間を通じた完全禁煙を勧めます。
解説
喫煙は胎盤血流や酸素供給に影響し、早産や低出生体重などのリスクを高めます。口腔では歯周炎の発症・進行、治療反応の低下と関連します。また、喫煙者では歯肉のメラニン色素沈着が目立つことがあります。
加熱式タバコにもニコチンや有害物質への曝露があり、安全な代替とはいえません。妊娠12週までだけでなく、妊娠中および出産後も禁煙継続を支援します。
医療安全上のポイント
責める言い方を避け、禁煙の利益を説明し、産科や禁煙支援機関と連携します。
選択肢の確認
a.「早産の可能性があります」
正しい。
妊娠中の喫煙は早産や低出生体重などのリスク増加と関連します。
b.「加熱式タバコに変更しましょう」
誤り。
加熱式タバコも安全とはいえず、変更ではなく禁煙を勧めます。
c.「妊娠12 週までは禁煙してください」
誤り。
禁煙は妊娠12週までに限定せず、妊娠期間を通じて継続する必要があります。
d.「歯周病を進行させる可能性があります」
正しい。
喫煙は歯周病の発症・進行と治療反応不良の重要なリスク因子です。
e.「歯ぐきの色が黒くなることがあります」
正しい。
喫煙により歯肉のメラニン色素沈着が増強し、歯肉が黒く見えることがあります。
覚えるポイント
- 妊娠中の喫煙は早産・低出生体重のリスクになる。
- 加熱式タバコへの変更ではなく禁煙を勧める。
- 喫煙は歯周病進行と歯肉色素沈着に関連する。