117C004第117回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

アドレナリンの薬理作用はどれか。1 つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

アドレナリンはα受容体とβ受容体を刺激し、循環・呼吸に多彩な作用を示します。特にβ1受容体刺激による強心作用が重要です。

解説

アドレナリンが心筋のβ1受容体を刺激すると、心拍数、心筋収縮力、房室伝導が増加します。このうち心筋収縮力を高める作用が強心作用です。

また、α1受容体刺激による血管収縮、β2受容体刺激による気管支拡張などを示し、アナフィラキシーや心停止で用いられます。ただし過量では頻脈や不整脈を誘発し得ます。

選択肢の確認

a.強心作用
正しい。
β1受容体刺激により心筋収縮力が増大し、強心作用を示します。

b.筋弛緩作用
誤り。
骨格筋を弛緩させる薬物ではありません。β2作用による気管支平滑筋弛緩とは区別します。

c.抗不整脈作用
誤り。
アドレナリンは頻脈や心室性不整脈を誘発することがあり、一般的な抗不整脈薬ではありません。

d.血小板凝集抑制作用
誤り。
血小板凝集抑制を主作用とする薬物ではありません。

e.ヒスタミン遊離作用
誤り。
アドレナリンはアナフィラキシー治療に用いられ、ヒスタミン遊離を促進する薬物ではありません。

覚えるポイント

  • β1刺激は心拍数と心筋収縮力を増加させる。
  • α1刺激は血管収縮、β2刺激は気管支拡張。
  • アドレナリンは心停止とアナフィラキシーの重要薬。

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