117C052第117回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

頰筋を支配する運動神経が通過するのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

頰筋の運動支配は顔面神経であり、顔面神経は側頭骨の顔面神経管と茎乳突孔を通過します。

解説

顔面神経は内耳道から側頭骨内へ入り、顔面神経管を走行した後、茎乳突孔から頭蓋外へ出ます。その後、耳下腺内で分枝し、頰筋、口輪筋などの表情筋を運動支配します。

頰粘膜の知覚を担う頰神経は下顎神経の枝であり、頰筋の運動支配を担う顔面神経とは異なる点が頻出です。

選択肢の確認

a.口蓋骨
誤り。
口蓋骨は硬口蓋後方などを構成し、顔面神経の主要通過骨ではありません。

b.後頭骨
誤り。
後頭骨は大後頭孔などを含みますが、顔面神経が頰筋へ向かう際の主要通過骨ではありません。

c.上顎骨
誤り。
上顎骨には眼窩下管などがありますが、頰筋を運動支配する顔面神経は通過しません。

d.側頭骨
正しい。
顔面神経は側頭骨内の顔面神経管を通り、茎乳突孔から出ます。

e.蝶形骨
誤り。
蝶形骨には正円孔、卵円孔などがあり三叉神経枝が通過しますが、顔面神経の主要通路ではありません。

覚えるポイント

  • 頰筋の運動は顔面神経、頰粘膜の知覚は頰神経。
  • 顔面神経は側頭骨内を走行する。
  • 茎乳突孔から頭蓋外へ出て表情筋を支配する。

関連問題

117C051117C053
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)