117C060|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
アナフィラキシーショックでみられるのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・e
正答
a、b、e
この問題のポイント
アナフィラキシーでは、皮膚症状だけでなく、気道・呼吸・循環の急速な障害を見逃さないことが重要です。
解説
アナフィラキシーでは肥満細胞などから化学伝達物質が放出され、血管拡張と血管透過性亢進による血圧低下、気管支収縮・喉頭浮腫による気道狭窄、蕁麻疹・紅潮などが生じます。低血圧と低酸素が進むと意識障害をきたします。
最優先薬はアドレナリン筋肉内投与です。歯科処置を中止し、応援要請、気道確保、酸素投与、循環管理を同時に進めます。
全身管理上の注意点
アナフィラキシーでは皮膚症状が目立たない場合もあります。急な喘鳴、嗄声、呼吸困難、血圧低下を認めたら直ちに対応します。
選択肢の確認
a.意識障害
正しい。
低血圧や低酸素血症が進行すると意識障害を生じます。
b.気道狭窄
正しい。
気管支収縮や喉頭浮腫により気道狭窄が起こります。
c.出血傾向
誤り。
出血傾向はアナフィラキシーの代表的所見ではありません。
d.水疱形成
誤り。
水疱形成は熱傷や水疱性疾患などでみられ、アナフィラキシーの典型ではありません。
e.皮膚紅潮
正しい。
皮膚血管拡張により皮膚紅潮や蕁麻疹がみられます。
覚えるポイント
- アナフィラキシーは気道・呼吸・循環を優先評価する。
- 気道狭窄、血圧低下、皮膚紅潮が重要。
- 第一選択はアドレナリン筋肉内投与。